「ふぅん・・・・あぁ・・」
「・・好きだよ・・・」
絡み合う手足
絡み合う唇
絡み合う視線・・・
僕が彼女の胸元に口づける。
そして其処をちゅっと吸い上げれば。
僕のものだといわんばかりの赤い印がきざまれる。
いつも同じこの場所に印をつける。
君は僕のものだからね・・・
put marks...again 1
「おはよ、不二くんvv」
「不二様おはようございまぁすvv」
「おはよ。」
「きゃぁ〜〜vvv」
いつもと同じ朝のはじまりである。
毎朝僕のファンクラブの子達が靴箱で挨拶してくれる。
その中に混じって彼女もいる・・・はずなのだが。
教室へ行くとなんだか異様な空気が流れていた。
笑う者はおらず、ただみんな悲しげに話していた。
「みなさん、席について下さい。」
先生の表情までもが死んでいる。
いったい何があったのか。
知らないのは僕だけのようだ。
「今日は悲しいお知らせがあります。
実は今朝、さんが交通事故で病院に運ばれました。
意識不明の重体だそうです・・・」
クラスはざわめいた。泣き出す者もいた。
僕はただそれを聞く事しか出来なかった・・・
その日一日はトテモ長かったように思う。
なぜよりによってが・・・
そんな気持ちでいっぱいだった。
くやしくて・・くやしくて・・でもくやみきれなくて。
今僕になにができるか・・・そればかり考えていた。
放課後、部活は休んだ。
そしてまっすぐのいる病院へ向かった。
病院まで行く間にたくさんの人とすれ違った。
そのたびに「なぜこんなにたくさんの人がいるのにが・・・」と悔やんだ。
これも運命なのだろうか・・・
それなら神はなぜに??僕への仕打ちか???
いったいどういうつもりなんだ・・・・
病院の外科病棟。
3階の奥の部屋には寝ていた。
意識不明の重体・・・
それは助からないの代名詞に聞こえたのは僕だけかもしれない・・・
■中学時代の最後のドリが原作。書いてたルーズリーフを無くしたので書き直しました(爆)
一話目がしっくり来なかったので全体書き直し。でも、主人公死ぬのは同じです。
死ぬまでが一話だったから短くなっちゃった(汗;;
様、途中まで読んでいただき、ありがとうございますvv
続きも是非おねがいしますっ!!
H16.05.06